映像制作において、見る人が「飽きない」映像を作ることは大切です。
せっかく伝えたい内容が網羅されていたとしても、
それが人々に「見てもらえない」と話になりません。
テレビドラマで考えてみましょう。
テレビでドラマを見れば、その前後、間にCMがはいります。
たいてい、15~30秒程度の長さのものが何本か入ります。
しかし、CMはそんな短さで充分なのでしょうか?
CMをやっている会社がスポンサーとしてお金を出しているんだから、
もっと長くCMをやればいいのにと思いますが、どうしてでしょう?
ですが、CMの長さはこれで充分だと思います。
CMの目的は、視聴者の商品に対する「購買意欲」を「視聴覚的に」煽ることですから、
15秒や30秒あれば十分にできると思います。
むしろ、それ以上長くなると、視聴者は飽きてしまって、
チャンネルを変えてしまうことでしょう。
CMが何時間も延々と放送され続けるテレビを、見たいと思う人は希でしょう。
CMだけで、長い時間飽きずに人に見続けてもらうのは難しいです。
しかし、テレビドラマは何十分、何時間と放送されます。
CMでは、数十秒しかもたないのに、どうしてドラマはそんな長時間できるのでしょうか?
それは、「ストーリー」があるからだと思います。
テレビドラマ以外の番組はどうでしょう?
それらも、次々と視聴者の興味をそそる内容が繰り広げられます。
視聴者の目をテレビから離させないためには、どうすればいいか?
それを常に考えて作っているのです。
つまり、「内容」があるからだと思います。
CMだけでは、視聴者にテレビを見続けてもらうことは難しいので、
視聴者をテレビの前に釘付けにするコンテンツが必要になるわけです。
視聴者が飽きて他のチャンネルを見てしまうと、元も子もなくなります。
「飽きさせない映像」が必要とされるのです。
では「飽きさせない映像」とは、どんな映像のことでしょうか?