MAというのは、整音作業や、音入れということですが、
場合によっては、その工程を省いて、コスト削減をすることも
可能だと思います。
パソコンで編集作業を行うような形の場合、基本的な音入れや
ナレーションの挿入、ノイズの除去や音の加工といったことまで行えます。
MAで行うとされている基本的なことは、編集作業においても可能といえば
可能なのです。
編集段階で映像の音声を実際に聞いてみて、問題がなければそれでよしとしても
いいのではないかということです。
しかし「場合によっては」と申しましたのは、たとえばテレビで放送する映像を
作成する場合は、放送用に最適化された音にしなければなりません。
DVDやブルーレイで販売するための映像を作る場合もまたしかりです。
このような厳密な作業が必要な場合と、そうでない場合とがあると思います。
おそらく、映像制作会社にMAの是非について聞けば、
「やらないよりは、やったほうがいい」という答えが返ってくるのではないかと
思います。
もし、製作段階では気づかなかったノイズが音声に紛れていたら?
そのようなことが起こらないように、転ばぬ先の杖としては、やはりMAをやって
おくといいのだと思います。
しかし、気づかなかったノイズというのは、視聴者もこれまた気づかないもので
ある可能性は高いです。もちろん、気づく人もいると思いますが。
その辺を、どこまでこだわるか、ということだとは思います。
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